SNIPE-ITのデータを利用してJamf Proのアセットタグ・PC名を設定する

SNIPE-ITとJamfを使ってアセットタグを設定する

SNIPE-ITで資産管理をテストしてみています。
SNIPE-ITはAPIが備わっているため、これを利用して自動的にPC名やアセットタグの設定をしてみます。

目次

SNIPE-IT側での準備

今回は、SNIPE-ITのデータを読み取りだけできればいいので、読み取り専用ユーザーを作成し、APIキーを発行します。

  1. SNIPE-ITへログインします。
  2. 左ペインの人物をクリックします。
  3. 右上の【新規作成】をクリックします。
  4. 必要事項を入力し、「権限」タブをクリックします。
  5. 必要なViewの権限を付与します。ここではAssetに対して付与します。
  6. 「Self」→「Create API Keys」に権限を付与します。
  7. 作成したアカウントでSNIPE-ITにログインします。
  8. 右上の名前をクリックし、【APIキーの管理】をクリックします。
  9. 【Create New Token】をクリックします。
  10. Nameにわかりやすい名前を入力し、【Create】をクリックします。
  11. 表示されたAPIキーをコピーし、保管します。(この時しか表示されないので注意してください)

Jamf側での設定

スクリプトの登録

  1. 右上の歯車をクリックします。
  2. 「コンピュータの管理」→【スクリプト】をクリックします。
  3. 右上の【新規】をクリックします。
  4. 表示名やカテゴリを設定し、「スクリプト」タブをクリックします。
  5. スクリプトの内容に以下のスクリプトを貼り付けて保存します。

https://github.com/khikita/jamfscript/blob/main/snipeitassettojamf/setassettag.sh

※PC名変更部分はコメントにしてあるので、必要に応じてコメント解除してください。
SNIPE-IT上に同じシリアル番号が登録されていた場合は、問い合わせ結果の最初にきた値を返します。

ポリシーの作成

  1. ポリシーを新規作成します。
  2. 表示名に適当な名前を入力します。
  3. 以下の設定のように今回は設定します。
    1. トリガー:カスタム
    2. カスタムイベント: set-asset-tag
    3. 実行頻度:Ongoing
  4. 「スクリプト」→【Configure】をクリックします。
  5. 事前の手順で登録したスクリプト横にある【Add】をクリックします。
  6. パラメータ値を以下のように設定します。
    1. パラメータ4: SNIPE-ITのURL(最後のスラッシュは不要)
    2. パラメータ5: SNIPE-ITで発行したAPIキー
  7. SCOPEを設定し、【保存】をクリックします。

動作テスト

SNIPE-ITへデータ登録

  1. ダッシュボードの【資産数】をクリックします。
  2. 右上の【新規作成】をクリックします。
  3. 必要な項目を入力し、【保存】をクリックします。
    ※このスクリプトはシリアルで検索をするので、シリアルは必ず入力してください。

端末での動作確認

  1. SCOPEに設定した端末にログインします。
  2. ターミナルを起動します。
  3. 以下のコマンドを入力します。
sudo jamf policy -event set-asset-tag
  1. 特に問題なければ、端末のシリアル番号からSNIPE-ITに登録されている資産タグをJamf Proのアセットタグとして登録します。

まとめ

スプレッドシートやExcelにGASなどで、同じようなことをやっている方もいるかと思います。 SNIPE-ITに置き換えた際の参考になれば幸いです。 このスクリプトを動作させるタイミングで、チェックイン処理するとかも追加するといいかもしれませんね。

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